Uターン女子の地域おこしブログ 大樹町地域おこし協力隊

2015年から北海道大樹町の地域おこし協力隊に。自動車メーカーを辞めて、横浜→北海道十勝の大樹町に移住。地域おこしとナリワイ作りに日々奮闘中。

夫が会社を辞めてフリーになった。夫婦そろって不安定だけどわりと心は安定している。

食後にコーヒーを淹れてくれるというので待っていたら、

牛乳あたためてコーヒーいれただけのカフェオレじゃなくて、

まさかのふわふわカフェラテがでてきました。

泡ふわふわ。ふわっふわ。おいしいなあ。

 

ふう。

どうもこんばんは、なかがみです。

 

 

そういえば、いきなりですが夫が会社を辞めました。

1ヶ月以上も前のことです。

 

夫も好きにやってみたいようだったので、

だったら会社辞めたらどう?と夫婦で話して、決まりました。

 

夫には普通に働いていてほしいなあ(しかし自分は好きなことをやりたい)なんて

甘いことを考えた時期もありましたが、

まあ自分も好きにやらせてもらっているのでそんな甘いことは言えず、

お互い様だよね〜(^^)ということで。

 

辞めてからというものの、

夫は日々、次にやってみたいことの勉強をしたり、

家事をしたり、

チーズを作りに行ったり、

もらった野菜や食べ物を周りにおすそわけしにいったり、

となんだか楽しそう。

そして意外に忙しそう。

 

ちなみに夫は私より家事の才能(というかセンス)があることが判明。

いやうすうす気づいてはいたけれど。

 

ある日帰ると、冷蔵庫のなかが一気にきれいになっていて。

夫はあらゆるものをタッパにパッキングしまくっていました。

これって昼のワイドショーのコンテンツで出てくる「整理整頓術!」とかで映し出される

めっちゃきれいに整理された冷蔵庫みたいじゃん!

と感動してしまいました。すげー。

 

 

私が一度冷蔵庫から出した梅干しを適当な段に戻そうとすると

「そこ違うから」

とぴしゃんと指摘。

 

「お、おお。定位置決めてあるんですね」

 

整理がうまいひとはまず定位置を決めるらしい。

なるほどなるほど。勉強になります。

 

あ、話がそれた。

夫が会社を辞めた話に戻ります。

 

いろんなひとにお会いしているとよく

「旦那さん何やってるの?」

と聞かれたりします。

 

その質問に対する回答。

夫が無職、というとそれもちょっと違う気もする(だって勉強したり、家のことやってくれたりしてるし)ので、

そういうときは

 

「夫はフリーです^^」

 

と返すようにしています。

 

夫がフリーという響きもどうかと思うが、

無職も違うし、

主夫も違うし、

学生も違うし、

なんかどのワードもしっくりこない。

 

縛られていない自由な身ということで

フリーという言葉を使っています。

 

ちなみに妻の私は地域おこし協力隊という

任期が最長3年の超不安定な仕事。

 

夫婦そろって不安定。

 

しかし、心はわりと安定しています。

 

こういうときに、

「それで食べていけるの?」とか思われがちなのだけれど、

意外とどうにかなる気がしています。←この歳で言うのもどうかと思うけど

 

地方に来て生活コストをかなり下げていることも

経済的な不安が少ない理由のひとつかもしれない。

 

家賃は協力隊の間は0円。

その代わり超古い。

(でも壁紙はって、床に木目のフロアカーペット引いたらいいかんじになった❤️)

 

子供もまだいないので、稼がねば!支えねば!みたいな強いプレッシャーもない。

(でも子供はちゃんとほしい)

 

食べ物が近くにあるというのも大きい。飢えることはなさそう。

(買えないなら育てればいい。もしくはブツブツ交換する。親も近くにいるし)

 

 

何より、夫婦2人いれば、

どうにか支え合って生きていけるんじゃないかと。

2人揃ってメーカーを辞めた時も、

そういう気持ちだったなあ。

2人でいれば、死なないよね。みたいな。

 

やりたいことをやっている、というのも大きく作用していそう。

 

生活コストを下げて、

田舎で物欲も少なくなって、

というわけで経済的な不安も少ないし、

でも心はしっかりと満たされている。

 

なんというか、

「どうにかなるさ」

という気持ちは結構大事な気がしてます。

 

だいたいのことは、意外とどうにかなるのだと思います。

だって、どうにかならなかったことなんて、ないもの。

その瞬間は

「あーもう無理。

つらい。

苦しい。

逃げたい。

お腹いたい。

やだやだやだーーー」

ってなったとしても、

30年間はどうにかなってきたもの。

 

もし自分のやりたいことがうまくいかなかったとしても、

そこからどこかひろってくれる会社を探して

就職して、

そこでしっかり花を咲かせればいい。

 

何度だってやり直せる気がする。

 

あれがないとだめ。

これがないとだめ。

という必要条件を沢山あげるのでは苦しくなっちゃう。

 

生きていくのに必要なものなんて、

そんなに多くないはず。

 

なんだか、これくらいの心持ちが生きやすいなあと思っています。

 

 

 

 

 

100万人を幸せにする仕事よりも、10人を幸せにする仕事の方がいい

こんばんは。

北海道はもう朝晩の冷え込みが厳しくて・・・

冬の足音がそこまで来ていることに若干怯えています。

どうも、なかがみです。

 

 

今日は「誰のために仕事をするのか?」ということについて、

考えさせられた(というか思い出した)ので、思うことをつらつらと書きます。

 

まずはじめに、タイトルの「100万人を幸せにする仕事よりも、10人を幸せにする仕事の方がいい」は誤解を招きそうな言い方ですが、

これは「良いか悪いか」が言いたいのではなく、

そういう仕事の方が私には「合っている」という意味です。

 

100万人のひとを幸せにできる仕事はそれが持つスケール感だったり影響力だったりは本当に素晴らしいと思うし、素直に尊敬します。

ただ、私にはそういう仕事が合わなかった、という感じです。

 

 

私は、前職が自動車メーカーのマーケティングリサーチで、

様々な車の商品企画やコミュニケーション戦略のサポートをしてきました。

私もいくつか担当の車を持っていたので、

自分が関わった車が世界中を走り回ること、

何百万人というお客様が数ある車の中からこの1台を選んでくれることを、

仕事のやりがいと感じていた時期がありました。

関わる同僚も世界各地にいて、時差を考えながら仕事をして・・・と、

ワークスタイルも含めて「グローバルな仕事」だったし、

自分が関わる仕事が持つインパクトの広さに喜びも感じられました。

 

でも、それは最初の数年。

 

 

そのうちに湧いてきた疑問。

「私は毎日必死に、インドやアメリカの一度もあった事のない、

顔の見えないお客様のために働いているけど、

その人たちは本当に私が喜ばせたい相手なのだろうか??」

 

 

与えられる仕事の大きさにプレッシャーやストレスも感じて、

毎日が必死で、日々自分の命を削って働いているような感覚。

 

そこまでして働いて、

その人たちは本当に私が幸せにしたい相手なのだろうか?

私が幸せにしたい人はだれなのだろうか?

 

 

そんな疑問が頭の中をぐるぐる回るようになりました。

 

そんな風に悩んでいたとき、ふっと湧いてきたのが

「地元」というワードでした。

 

私の地元は人口が5700人の小さなまち。

私が生まれてから30年くらいの間で人口の1/4はいなくなりました。

急速な過疎化。

 

 

自分を育ててくれた地域に恩返しというと言い方が綺麗すぎるのですが、

なんとなく「地元のために働きたい」と思うようになり、

今は地域おこし協力隊として働いています。

 

協力隊としての仕事の一つが「ふるさと納税」。

ふるさと納税事業のリニューアルで町への寄附額も大きく増えました。

運送会社さんの送り状伝票を届けに行くと嬉しそうに生産者さんたちが受け取ってくれたり、

もっとこうしたらいいんじゃない?なんてアイディアをくれたり。

 

自分の働きで目の前のひとが喜んでくれる、

本当に単純なことなんだけど、それが心底うれしい。

 

地域は自分の働きがダイレクトに返ってきます。

そのダイレクトな喜びが、

この人たちの良さを、地域の魅力を、もっと多くのひとに伝えたいというエネルギーに変わります。

 

 

日々の仕事に忙殺されると、

「誰のために働くのか?」なんていちいち考えなくなるのかもしれないけれど、

私にはこの納得感こそが原動力だし、そこを避けては通れなかったという感じです。

 

 

そんなわけで、明日からもまた、地域のために(そして自分のために!)がんばるぞー!!

 

 

 

何をするかより、誰とするか。

なんだか今日は沢山書きたい気分なので書きます。

なかがみです。こんばんは。

 

地域に戻って活動し始めて約1年半が経ち、

強く感じていることがこれ。

 

「何をするかより、誰とするか」

 

面白法人カヤックの言葉。

www.kayac.com

 

この言葉を初めてきいたのは2年位前で、

その時は「ふーん」くらいに思って流してしまったのですが、

地域に戻り、自分で色々と活動をしていくなかで、この言葉がいかに本質的であるかということを感じています。

 

 

心地よく働くために

地域おこし協力隊としての活動は、誰に与えられるでもなく、

自分で考え、自分で決めて、行動することが求められます。

上司や部下がいるわけでもなく、個人として勝負をしているような感じです。

 

誰かと仕事をするときに、価値観が合わなかったり、

働き方やスタイルが合わなかったりすることは

どんな企業で働いている人も多少なりとも起こるのではないかと思います。

でも「会社だから仕方ない」「上司だから仕方ない」などと

色々と理由をつけて自分を納得させながら働いているひとが多いはず。

 

しかし、協力隊としての活動は基本は個人。

誰と活動をするのか、誰と働くのかを自分で選んで、必要に応じてチームを作ります。

 

なかには、合いそうだな〜と思っていたひとが、

全然相性が合わないということも起きたりします。

私は仕事となると変なところが細かくなってしまったり、

あまり妥協ができないタイプなので、きっと相手に苦労をさせてしまうことも多い。

合わないな、と思ったときは無理せず距離を置いて、

お互いのストレスを減らして、

生産性を上げるようにしています。

 

 

 

良い仲間とは、何をしても楽しい

 

今まで私の仕事や活動のベースにあるのは

「これがやりたい!」という強い動機でしたが、

最近は「この人と何かやりたい!」へと動機が少し変化してきました。

 

ここ数年ゆるゆるといろんな活動をしてきて、

この人はすごく相性がいいなあ、というひとがみつかったこと、

誰と活動するかで自分のストレス度が大きく変わってしまうことも大きく関係していると思います。

たぶん、その人とは、どんな仕事をしても楽しめるし、

面白いモノやコトを起こせるのだろうなと思います。

そうやって心底「この人と働きたい!」と思える人と出会えたことはまるで奇跡のようなもの。

なんだか不思議な縁を感じずにいられません。

一緒に働きたいと思ってもらえるように、私も精進しなくては。

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚4年目に突入。旦那いますから。

雨の日は傘をささずに濡れて歩きたい派のなかがみです。

どうもこんばんは。

 

そういえば9月末に結婚4年目に突入しました。

結婚してからもう丸3年も経ったのです。早いものです。

9月はバタバタと過ぎてしまい、ちゃんとお祝いもできませんでした。

 

9月下旬が結婚記念日なのですが、

記念日当日はずっと買おうと思って買えてなかったリビングのカーテン(丈が40cmくらい足りない!でも向かいに誰もいないから大丈夫。←)を買いに行き、

大好きなラーメン屋さんでラーメンをすすり、

記念日だから餃子もつけちゃったりして、

その後ずっと観たかった「君の名は。」を見て、

早速RADを聴きながら帰るという、

なんとも平凡な1日を過ごしました。

 

まあこれはこれで気に入っています。

でも、来月くらいには2人でどこかにお祝いもかねて行きたい。

ゆっくりとだらだら温泉につかって美味しいもの食べたい。

 

 

そういえば、私があまりにも自由気ままに活動しているせいもあってか、

「本当に旦那いるの?」

「独身かと思った」

と言われることがちらほらあります。

(若干ショックです)

 

 

旦那、います。

ちゃんと、います。

嘘じゃないです。

 

と、言いたい。

 

 

そして私がこれだけ自由に活動できているのは、

旦那の理解や支えがあってです。

ちなみにうちの旦那の良いところはいろいろありますが、

そのうちの一つは「必要な言葉を、必要なタイミングでなげかけてくれる」ことだと思っています。

 

 

例えば、私が自動車メーカーを辞めて地元に帰ろうか本気で悩んでいたとき。

2人とも同じ会社に勤めていたので、夫婦とも20代の割には世帯年収はそこそこありました。

今後もっと稼げるというのもある程度見えていたし、

福利厚生もしっかりしていて、産休育休中にも収入が6割くらいでることもあり、

もう数年頑張ろうか、悩んでいました。

私が怖かったのは、「収入が減る」と言うこと。

一方でやりたいことは見えていて、「地元に帰って、地元のために働きたい。両親の近くで暮らしたい。」ということでした。

「やりたいこと」と「お金」を天秤にかけていたような状態です。

 

私は悩むとよく旦那を散歩に誘っていました。

てくてく川沿いの道を歩きながら、悩んでいることをワーっとはきだします。

 

「うーん、どうしよー。うーん。」

 

と私がうんうんうなっていたとき、旦那がかけてくれた言葉。

 

「みかにとって、そんなにお金って大事なの?」

 

おお。

そうだね。

私にとってお金って1番じゃないよね。

やりたいこととか、家族の方が大事。

すとーんと腑に落ちてしまって、速攻地元に帰ることを決めてしまいました。

 

たぶん、私よりも私のことを理解してくれているのだと思います。

地元に戻ってからも、いろいろと活動するなか、私はまたもや沢山迷います。

迷って迷って。悩んで悩んで。

そんなとき、旦那は良き理解者であり、いつも必要な言葉をなげかけてくれます。

 

理解ある旦那でよかった。ありがたや。

 

 

 

 

 

 

『宇宙の森フェス』という野外音楽フェスを、5700人の小さな町で開催してみた結果。

どうもこんばんは、なかがみです。

久しぶりの更新すぎて、前に更新したのがいつだかもはやわかりません。

 

この沈黙の期間の間、かなり情熱をかけて取り組んでいた活動があります。

 

 

宇宙のまち大樹町で初の野外音楽フェス「宇宙の森フェス」です。

 

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011204446j:plain

*宇宙の森フェス公式ウェブサイト

 

宇宙のまち大樹町で開催された、

「宇宙」と「自然」をテーマに、音楽・フード・アクティビティ・アートが楽しめる総合エンターテイメントイベント。

 

役場で私よりも4つも下の女の子が「まちでフェスをやりたい!」と一念発起したのがちょうど1年くらい前。

彼女の想いに胸を打たれて集まった9人の仲間たちで、

約1年の月日をかけて準備を進めてきました。

 

⬇️ 宇宙の森フェスについて知りたいひとはこちら ⬇️

*宇宙の森フェス togetter まとめ

togetter.com

 

www.uchunomori-fes.com

 

*自分たちの手ではじめてのフェスづくり。北海道十勝の”宇宙のまち”大樹町で開催する『宇宙の森フェス』<前編>

sheage.jp

 

 

今回 書きたいのは、宇宙の森フェスがどうだったかではなく、

フェスを開催することで町や周り、そして私の中に生まれた変化について。

 

①自分たちのまちは、自分たちの手で楽しくすることができる

私が暮らす大樹町は人口わずか5700人。

もちろん都会にあるような華やかなファッションビルもショッピングモールも、

流行りのカフェやレストランも、何一つない。

ないものなんてあげたらきりがありません。

 

まちを訪れたひとから

「若いひとたちってどこで遊んでるんですか?」

と半笑いで質問されたりします。

本人は悪気がないのはわかっていても、その質問がなんだか悔しくて、

でもうまく返せずにとりあえずハハハ〜と笑ったりしていました。

 

でも、いまならわかる。

「楽しみは、なければつくればいい」ということが。

 

小さなまちは、大きなまちとちがい、物事を起こすときの瞬発力がすごい。

小さいまちだとお互い顔を知っているので横のネットワークが強いし、

色んな団体や企業のトップの方に直接直談判に行けるくらい、距離も近い。

会場となるキャンプ場の使用も、役場と話し合いわりとすぐに許可をいただくことが

できました。

とにかく話が早い。

 

野外フェスなんてどうやればいいんだ?

一体いくら資金がいるのか?

赤字になったらどうしよう。

 

不安なことは挙げたらきりがありません。

しかし、本気でやればなんとかなるもの。

 

台風被害もあり、一時はどうなることかと思ったけれど、

当日は目標の500人を上回るたくさんのお客様の来場があり、

まさに会場の風景は思い描いていた「野外フェス」そのもの。

いや、それ以上。

 

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011202031j:plain

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011202051j:plain

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011202102j:plain

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011202110j:plain

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011202036j:plain

 Photo by 岩崎 量示

 

「野外フェスを作る」なんて、そうそうできるもんじゃない。

最高にクレイジーで、最高に面白いじゃないか。

 

フェス開催は本っっっ当に大変なので簡単にお勧めできるものではないけれど、

当日はそれまでのどんな苦難も帳消しになりそうなほど、

大きな感動や達成感で満たされてしまいました。

フェスはお客さんとして参加するのも楽しいですがが、

開催側は開催側の面白み・感動があるなあと思いました。

こんなの味ってしまったら、やめられなくなるじゃないか。

 

フェス開催までの数ヶ月も、今振り返ればめちゃくちゃ楽しかったんです。

とにかく大変だったけど、楽しかった。

みんなで廃校に泊まってひたすらミラーボールを手作りしたり、

夕暮れの廃校(また廃校w)で備品をチェックするのが肝試しそのものだったり、

真夏の暑い日にPRブースを出して干物のようになったり。

うまくいかないことも多いし、意見もぶつかってしょっちゅうイライラしたりもしてたけど。

 

でも、今振り返ると全部が楽しかったなあ。

当日も、それまでのプロセスも。すべて。

 

 

ないものは、つくればいい。

楽しみは、つくればいい。

 

これが、フェスの開催を通して、私たち自身が学んだことです。

 

 

 ②フェスの資金を集めるために、『稼ぐ』

 

これは、フェスのメンバーの中に生まれた面白い変化のひとつ。

 

フェスを運営するために「稼ぐ」という意識が芽生えはじめました。

フェスの運営資金の一部は、道庁の補助金を充てています。

しかしこの補助金は最長3年間しかもらえないので、残りあと2年。

さて、どうやってこの補助金部分を『稼ぐ』かが大きな課題。

 

「グッズの企画・販売はどうだろう?」

「イベントを主催するのも良いかもね。」

そんなアイディアが次々に出てくるようになりました。

事業を円滑にするために、NPO法人を設立しようか?なんて話もでてきました。笑

(気の合うメンバーで会社をやるのはこれまたかなり楽しそう!)

 

イベントのなかには、補助金に頼って、補助金が切れた途端にイベント自体も終了してしまうものもあります。

でも、フェスメンバーの意識は、

「やりたいことをやるために、誰かを頼りきるのではなく、自ら稼ごう」というモードに変わってきています。

これはフェス準備当初にはなかった発想で、

着実に自分たちの考え方が変わってきているのを感じます。

フェスを開催する資金を集めるために、

また新たなイベントや事業が町に生まれていったら・・・。

ますます大樹町は面白くなっていきそうです。

 

 

 

③一緒に活動できる仲間がいることの有り難み

地域おこし協力隊になって最初の一年で目標にしていたことがあります。

「一緒に活動できる仲間を5人つくること」

 

やっぱり、何かを起こすなら1人よりも複数人の方が楽しいし、

人の数だけ、できることも広がるはず。

基本的に私は誰かと何かを作ることが好きなので、

まずは仲間作りだ、と思っていたのが1年目。

着任から約1年半。

5人どころか、9人の仲間ができました。

ちなみに目標の「5人」という数字はなんとなくです。(なんとなく、5人いれば楽しそう。)

 

最近だと週末はよくメンバーの何人かと

BBQをしたり、野外でDJイベントをして遊んでいます。

新たなイベントの構想も生まれてきているし、

ないものを嘆くのではなく、「こんなことをやりたいね!」って前向きな話ができるのが心底うれしい。

 

仲間がいるというのは、とてつもなく大きなエネルギーです。

それだけで、町の暮らしは何倍も面白くなります。

そして、未来の可能性も一気に広がります。

 

仲間ができたこと、仲間になれたこと。

それが、宇宙の森フェスを通して私が手に入れたもの最大のものだと思っています。

 

f:id:nakagamimachiokoshi:20161011204826j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<グルメ>林に佇む一軒家。ココロとカラダがよろこぶ「かっこう料理店」@更別村

こんばんは、なかがみです。

 

GWの今日は、前職の同期の友人がはるばる十勝まで遊びにきてくれました。

うれしすぎる。

 

 

しかし、そこで悩むのが案内プラン。

 

友達が遊びにきてくれたときの案内プラン、

みんなどうしているんだろう??

 

行ったことのないお店やスポットも多いので、

毎回頭を悩ませてしまうこの【お友達案内プラン】。

 

私の少ないお店レパートリーからひねり出して、

今日はこのルートを巡りました。

横浜に住んでいたときは、

隔月で会っては美味しいお店を選んでランチデートをしていた友達(女)なので、

今回も美味しいものを食べてもらおうと考えて選んだルート。

 

11:30 帯広駅で友人と待ち合わせ

11:45 クランベリー本店で絶品スイートポテトを食す

13:00   クランベリーからゆっくりドライブしながら移動

14:00   かっこう料理店@更別で遅めのランチ

16:30    ばんえい競馬で競馬をしたり、買い物をしたり

17:45   帯広駅まで見送り

 

本当は幸福駅や道の駅にも寄りたかったけれど、

ついついゆっくりおしゃべりをしてしまって時間が足りなくなってしまった><

まあ、せかせかと忙しなく動き回るよりはゆったり過ごせてよかったのかもしれないけれど。。。

 

そして、今日友人を連れて行ったのが

大樹町と帯広市のちょうど真ん中、

更別村にある「かっこう料理店」。

 

 

 

 

 

林の中に一軒家までつづく小径が。

この小径がワクワク感を高めてくれます。

 

https://www.instagram.com/p/BE01wNTAEtt/

Instagram

 

f:id:nakagamimachiokoshi:20160501002911j:plain

 

手前にある看板。

 

シンプルで美しい自体。素敵。

 

 

室内に入らなくても、この時点で友人はかなり喜んでくれました!

注文の多い料理店みたい!」

 

たしかに、その雰囲気、あるかも。

 

 

 

席につくとまず渡されるのが

このおしながき。

 

 

https://www.instagram.com/p/BE01ty7AEtl/

Instagram

 

 

ページを開くと、そこにはこのお店が大事にしているココロを表した一文が。

素敵な言葉ですが、ここでは書きません。

訪れてみてのお楽しみということで^^

 

 

メニューはシンプルにコースが2つ。

 

やさいごはん 1600円

とかちごはん 2000円

 

先付けからサラダ、いろいろやさい料理、土鍋ごはん、お味噌汁、デザートにお抹茶と

盛り沢山 🎵

 

使っている素材は更別村や近隣の地域でとれたものが多くて、

まさに地産地消

 

どれも美しく、おいしくて、やさしい味わいのお料理ばかり。

その一部を紹介します。

 

 

 

* お豆腐のサラダ

 

鮮やかな紫色はじゃがいもなんです。

ふのりは広尾町産。お豆も入ってカラダによさそう^^

https://www.instagram.com/p/BE01sHuAEtf/

Instagram

 

 

 

* お野菜料理いろいろ

右側の鮮やかなピンク色は長いもとビーツのサラダです。かわいい!!!

左のお野菜フライは黄色人参とゴボウと大根(!!)

サクサクの衣と素材の美味しさを際立たせるシンプルな味付けがとってもおいしかった〜!!

 

https://www.instagram.com/p/BE01p_2gEtZ/

Instagram

 

 

内装の写真がないのですが、

私のこのお店の好きなところは、大きな窓から見える景色なんです。

林の中を流れる小川、咲き誇る草花はまさに絵画のようだし、

時の流れとともに少しずつ変化する景色はゆっくりとやさしくココロを満たしてくれます。

 

 

ココロもカラダも満たされて、

友人も喜んでくれたみたいだし、

よい1日でした❤️

 

大事なひとと、行ってみてください^^

 

 

更別村 かっこう料理店

kakkouryouritenn.blog.fc2.com

 

【1年のまとめの合間にちょっとよりみち】失敗を恐れるあまり頭でっかちになっていないか?

よりみちシリーズが増えすぎて

「これそもそもよりみちなのか?」というレベルになってきています。笑

どうも、なかがみです。

 

人との対話の中で、

自分でも「私ってこんなこと考えていたのか!」とハッとするような瞬間があります。

私は人と話す過程で、相手の脳みそも借りながら考えることで、

思考が整理されていくことが多いのですが、昨晩もそんな出来事が。

 

それが今日のタイトル 「失敗を恐れるあまり頭でっかちになっていないか?」という話です。

 

 

協力隊になって半年が経ったころ、

まちでの生活にも慣れてきて、まちの現状やどういう人がいるのかも見え始めてきたころです。

「移住促進の活動、もうちょっとどうにかしたいなー」

「良い素材は沢山あるのにうまく発信できてない!情報発信もっとやりたいなー」

などやりたいことがいくつも出てきました。

 

 

そしてその度に、その構想を紙に落とし込んだり、

誰に説明するかもわからないのにパワポ(が好きなの)で考えを整理したり。

でも、考えるだけで、全く行動に起こさずに1ヶ月くらいを悶々と過ごした時期がありました。

 

 

アイディアはあるのに動けない、動かない自分。

 

 どうして動かなかったのか??

 

その答えは単純で。

ただただ、失敗するのが怖かったんです。

 

学生時代もあまり大きな失敗というものをしてこなかったし、

前職は「一度のミスが命取り」、超ど級の緊張感が漂う職場だったので、

どうなるかわかんないけど思い切って飛び込んじゃうよ!な賭けのようなチャレンジはしてこなかった私なので、

失敗することに対する免疫がなかったのです。

 

でも、どんなに成功している会社だって、成功している人だって、

きっと沢山失敗しているに違いない。

というか、そういう人は決まって「自分もいっぱい失敗したからねー!だから今があるからねー!」と笑って言う。

 

ああそうか!

みんな失敗の上に成功をつかんでいるのか!と。

 

そう気づいてからは、

うまくいくかはわからないけれど、ある程度構想を練ったらまずは行動してみる、ことにしました。

 

行動すると、必ず得られるものがあるし、

行動を起こす以前には見えなかったものが見えてきます。

 

そうやって小さなトライ&エラーを積み重ねること。

 

以前は「打った球の質」だと思っていましたが、最近は「打った球の数」かなと思っています。 

考えに考え抜いた渾身の1球をなげるよりも、

ある程度考えた10球をなげるほうがいい。

 

そんな話を前職の先輩にしていたら、

「沢山打った球の中に、質の良い球が紛れているんだよね。

それに打てば打つほど球自体が磨かれていく」

というお話が。

 

まさに!!!それ!!!

 

今晩もとっても良い時間でした。

ありがたい。

まずは行動だなー!