Uターン女子の地域おこしブログ 大樹町地域おこし協力隊

2015年から北海道大樹町の地域おこし協力隊に。自動車メーカーを辞めて、横浜→北海道十勝の大樹町に移住。地域おこしとナリワイ作りに日々奮闘中。

「君にいてほしい、だから仕事を。」

ご縁があって、道北のとある自治体のマーケティング支援のお仕事をさせていただくことになりました。

(ちなみにうちの町は複業OKの超寛容な自治体。地域おこし協力隊になりたいかたは絶対うちの町がオススメです。のびのびやれます。複業OK、週4勤務、時間管理も無し。google カレンダーで予定共有。普段は自身のMAC利用。)

 自動車、バス、電車、レンタカーを乗り継いで、door to doorでなんと9時間!

 北海道広すぎる〜〜〜〜〜〜!!!!

 こちらの自治体がとても先進的な取り組みを次から次へと仕掛けており、前々からぜひ一緒にお仕事をしたいと思っていたところ、たまたまやりとりする機会があり、あれよあれよとお仕事受注、、となりました。

 1日目の夕方に到着し、軽く打ち合わせ&町内案内を終えた後、夜はプロジェクト担当者のみなさまと食事。

 ビールで乾杯をして5分後に自治体の職員の方から言われたのが。

 「まあ、中神さん、うちに移住しませんか?」

 勧誘が早すぎておもわず吹き出してしまった。笑 

 スカイプで打ち合わせはしたことがあったけれど、直接会うのは初めてだしまだ5分しか経ってませんよね?

 「まあ」も、もはや、何がどう「まあ」なのかもよくわからない。笑

 その後も、昼・夜の食事の度に熱烈なアプローチを受けました。

 こうやってものすごい熱量でお誘いいただくのは、ものすごく嬉しい。

 自分が必要とされていると感じられるし、こんなに求められるのなら応えたいという気持ちになる。

 何度も告白されているような気分。笑 

 

 今回いただけた仕事はもちろん精一杯やらせていただきますし、満足してもらえる結果を出すと約束しますが、心底この地域のために頑張ろう!と思えたのは担当者さんの気持ちが大きくて。

 今後も私と一緒に仕事ができるように、色々とヒアリングしてくれたのです。

 「人を繋ぎ止めるには、仕事が必要」

 本当によくわかっている方たちだと思った。

 地域に残るには、仕事がないと。

 仕事がなければ、いなくなってしまっても仕方ない。

 「君にこの地域に残ってほしいから、出せる仕事を探す&作るよ、そのために僕らに考える時間を。」

 

 こういうスタンスで協力隊と関わりを持っている地域はどれくらいあるのだろうか。

 協力隊に定住してほしい、そのために起業しろという圧力がすごいけれど、

 そもそも起業ってリスクも大きいので無理してまでやるものじゃないと思うし、向き不向き、タイミングだってあると思う。

 協力隊に新たに仕事を作らせるよりも、

 地域の中、特に行政の中にある「これは外に出した方が良い仕事」を見つけて、切り出してあげれば良いのでは?

 1人が食べていくには、それで十分だったりする。それで十分、地域に残ることができるのになあ。

 

 なんてことをぼんやりと考えていました。

地域おこし協力隊の悩みスパイラル。流されたっていいのかもしれないというか今は流されるしかない

久しぶりのnote更新です。

こんばんは、地域おこし協力隊3年2ヶ月が経ちました、なかがみです。

 

今日は頭の整理も兼ねて、

感じたことをツラツラツラツラと書いてみます。

 

 

卒業後の進路がまじで決まらない!

来年の3月で協力隊の3年間の任期は終了。

という訳で最近よく聞かれるのが

「終わった後どうするの??」

という質問。

そりゃそうだよね、だって10ヶ月後は何もしなければ無職なんだもの。

気になるよね。

でも、この質問がくると、いつも「う〜〜〜〜〜〜ん」と唸ってしまう。

 

自分がリニューアルをしたふるさと納税業務のように、

今携わっているお仕事で引き続きお手伝いできるものはしたいなあと思っています。

少しずつマーケティング系のお仕事もいただけるようになってきたので(複業で)、

卒業後も周りの方に助けていただきながら(感謝しかないです、、、)、

なんとか一人でやっていけそうな気はしています。

 

しかし!

一方で、ここにきて「うちで働かない?」というお誘いもチラホラといただくようになりました。

なかにはグッと惹かれてしまうような魅力的なお話も。

でも大体が正社員として働いて欲しい、というもの。

確かに一つの会社にどっぷりと浸かって働くからこその面白さややりがいは、あると思う。(それは私も一つの会社に浸かるスタイルと、いくつかの組織に所属して働くスタイルの両方を経験したので、よくわかる)

それに、一人ではなく、誰かと働く喜びがあることも、わかる。

誰かと働くことが、仲間がいることが、

自分一人では出来ないようなチャレンジを可能にすることも。

そして、自分は、チームで働くことがすごく好きなことも、今ならわかる。

思えば、球技といえばバスケとかバレーが好きだった。

体育祭や学校祭のようなイベントも、クラスみんなで一致団結する空気が好きだった。

大学のサークル活動は、朝まで練習したり、本番までの緊張感やチームの一体感が醸成されるのが好きだった。

ゼミ活動で思い出深いシーンは、チームで作った広告論文を締め切りギリギリに郵便局の深夜窓口から発送して、郵便局を出たところで「終わったーーー!!!」ってみんなで叫んだ瞬間だった。

辛いことも、嬉しいことも、一人でじっくり噛みしめるより、

誰かと共有する方が好きだった。

その方が頑張れた。

 

ここにきて、色んな選択肢があることが見えてきてしまって、

そしてどれもが魅力的で、

何を選べばいいかわからなくなる、、、、、。

卒業後の進路が決まらない。決まらない。

決まらない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

みんな、どうやって決めているのか知りたい。

この時期何を考えているのかも。

 

周りは、卒業後のやりたいことに向かって事業の立ち上げ準備をしたり、

しっかり将来が決まっていて羨ましいと思う。

私は本当にどうしようもない、、、、。

 

 

うんうん唸っていても何も決まらないので、とりあえず流されてみる

ここ数ヶ月ナーバスになってしまう瞬間が多かった。

それもこれも、将来が見えない不安と焦りから。

 

そんななか、少し前に、とっても注目されているベンチャー企業の代表の方に

「何をすれば良いのか、わからないんです。将来が見えなくて。」

と話をしたら、

「無理に決めることはないよ。流される、というのもいいんじゃないかな。流されるのも、悪くないよ。僕も流されて流されて、会社までつくってしまった。流されてここまできたんだから。」

という言葉が返ってきた。

 

「流される」ってなんとなく意思が無いような、良くないイメージがあったので、この言葉は頭の芯にグサッと刺さるような、新たな視点をもらった瞬間でした。

確かに、うんうん唸って悩んで暗くなっていても何も決まらないし、気持ちも落ち込む一方なので、

最近はとりあえず流されてみようかな、

と思うようになってきました。

今与えられたこと、私にできることを精一杯やって、

いただいたお仕事は全力でやって、

そうしていれば、きっと来年の3月に何かしらの答えがでているはずだ、と信じて。

 

という訳で、この1年は流されることにします!!

【空き店舗DIY】できることが増えると、自由が増える。

12月から仲間たちと一緒に空き店舗を借りている。

町内ど真ん中の国道沿い、町では数少ない(というか町には2�軒しかない)コンビニの隣、まさに一等地のところにありながら

数十年シャッターが降りっぱなしだった空き店舗。

昨年町内の若手メンバーで立ち上げた宇宙と自然がテーマの野外音楽フェス「宇宙の森フェス」(https://www.facebook.com/uchunomorifes)。

「1年に1回の楽しみじゃ足りない」

「もっと町内外の人が楽しめる場をつくりたい」

そんな想いから、みんなの仕事場&遊び場(笑)をつくろう!と、メンバーでお金を出し合って空き店舗を借り始めた。

▽ちなみにFBページはこちら

「空き家でみんなの遊び場・仕事場をつくろうプロジェクト」

https://www.facebook.com/taikiakiyadeasobo/

 

仕事終わりや休日に集まってはコツコツとDIY

さすが数十年閉まっていただけあって、ところどころ壁がカビている!!カビてだめそうな壁は石膏ボードをはがして、

新しい石膏ボードで埋める!!

でもみんな初心者なので、

長さを測り間違って「10cm足りない!」なんてことも。まあこれもご愛嬌。

 

分厚いガラス扉が隙間がひどくて北国の夜風がスースーなので、

ビニールで入り口を塞いでみたり(後にこの黒いガムテープがガラスに貼り付き掃除が大変になるという事態に、、、)

 

天井や壁にペンキを塗ったり、

メンバーの恩師の方にお願いして電気工事をしたり(メンバーも交代でアシスタントをやりました)、

 

廃校の椅子をつや消しブラックのスプレーでリノベしたり、

▽BEFORE


▽AFTER (下に敷いてる牛の飼料用袋がうちの町らしくていい味だしてる)

 

スキマ風がひどかったガラス扉は、町内の木工家さん�にお願いして廃材の扉を作ってもらい、取り付けていただいたり。

解体現場にいくと色々と使えそうな物が出てくる&もらえるらしいという噂をきいて

「解体情報もとむ!」なんて周りにお願いし、

実際に情報をもらった解体予定の物件から色んなものをもらってきたり。

(便器までいただいちゃいました。台車で空き店舗から空き店舗にピンクの便器を大人3人で運んだ様子がシュールすぎて、写真を撮らなかったことがめちゃくちゃ悔やまれる)

 

「がんばってるね!」と町内の様々な団体や企業、個人の方からもご協賛などもいただき。

たくさんの方に教わり、助けられながら、コツコツとDIYをしています。

 

そうこうしていると、DIY初心者だったメンバーも知恵がついてくるもので。

「これ塗っちゃえば使えるよね」

「この机、サンダーで表面削ったらいけるね」

す、、、すごい、数ヶ月前にはなかった発言!!みんなレベルアップしてる!!

 

そして最近は空き店舗の中に壁で仕切った部屋を一つ作っている。

さらには次の冬に向けて(はやいなw)今のうちに対策しておくか、と

断熱のための床上げ作業(数cm床を木材で上げて、間にスタイロフォームを敷く)も始めた。

 

着実にできることが増えている。

できることが増えると、自由が増える。

それは自分がイメージするものをその通りに作れる、誰かの制限を受けないということだったり、

誰かに頼む=いちいちお金がかかるっていうことからの解放だったり。

自分で家を建てられれば、ぶっちゃけ数百万とか高いお金払わなくていいんじゃない?と思うし。

できることが増えれば無理して稼ぐ必要もなくて、

もっと自分の好きなことに時間を割けるんじゃないかなあ。

DIYは正直面倒なことも多いのだけど、DIYでできることが増えるというのは根本的に嬉しいし、楽しい。

でも早く完成させたいなあ。

「真北の方角を決めよ!」

 

久しぶりの更新になってしまいました。

年明けは協力隊の仕事(ふるさと納税、移住促進、空き店舗DIY�など)のお仕事と、個人事業(会社での受託も含めて)でてんやわんやな状態でした。

平日は協力隊&個人事業、週末はDIYというサイクルを2ヶ月くらい繰り返し・・・。おかげでDIYスキルはかなりアップしました。もう電気工事のアシスタントもできるよ。笑

*空き店舗DIY projectの様子について(Faceookページ)

https://www.facebook.com/taikiakiyadeasobo/

 

空き店舗DIYも先日プレお披露目をすることができ(まだやることは沢山あるけれど)、

会社での受託事業も1年という受託期間が終了。(今後についてはこの後相談!)

怒涛の1-3月を走り抜け、

年度も変わり、ようやく少し時間ができてきたところです。

 

そんな中、まさに新年度はじめの4月1日にお隣の更別村で開校した「十勝さらべつ熱中小学校」の入学式に参加してきました。縁あって十勝さらべつ熱中小学校の第1期生になりました!わーい!

熱中小学校は山形県高畠町でスタートした大人の学び場で、毎回様々な業界で活躍される方々を講師に招きお話しをきくことができます。山形県でスタートした熱中小学校ですがこの取り組みに共感した自治体が全国各地で熱中�小学校を立ち上げ、ここ十勝更別村でも開校された!という全国規模のプロジェクトです。

詳しくは十勝さらべつ熱中小学校のHPを見てみてください*

http://www.necchu-hokkaido.com/

 

この十勝さらべつ熱中小学校の校長はスノーピークの山井社長(!!!)

しかも入学式の初日は山井社長の講義がきけるとあり、

ワクワクしながら参加してきました。

山井社長はとても情熱的にお話しされるので聞いているこっちも熱くなってくるし、スノーピークの戦略や会社精神についてもオープンに紹介してくださり「こんなにきいちゃってよいのかしら!」状態。

本当に素晴らしい講義だったのですが、一番ささったのは、

「自分にとってのの真北の方角を決めよ」

という話し。

これは「人生において」もそうだし「仕事において」もそう。

人は弱いもの。

誘惑に負けてしまう時もあるし、ついつい楽な道を選びそうになることもある。

でも、自分にとっての真北の方角がわかっていれば、

多少はフラフラしたり回り道をすることはあっても、

しっかり進みたい方向(真北)に進んでいける、とのこと。

 

 

これがグサグサと胸に何重にもつきささってしまいました。

このワード、もうしばしリフレイン決定。ぐるぐるめぐるよ〜めぐっちゃうよ〜

 

 

ここ数ヶ月ずーっと頭の中でモヤモヤしているのが、

「自分は何をやりたいんだろう。どこに向かいたいんだろう。」という、

まるで就活生のような悩みです。(涙!!)

 

ずっとやりたかったことのはずなのに、

いざやってみると、意外とココロが躍らなかったり。

 

やる前はワクワクしていたはずなのに、

いざやってみると、不安いっぱいでイライラしてしまって思うように楽しめなかったり。それを我慢できなくて周りにも出してしまったり(最低だ。。。)

 

地方、地元のために働くというずっと夢見ていた環境にいるはずなのに、

「今思えば都会もよかったな」と思う瞬間が出てきて、それが増えてきてしまったり。都会の企業さんから「うちで働かない?」と言われて、それもちょっといいかもと思ってしまう自分がいたり。

 

もしかるとやっていること自体の問題ではなく、方法の問題かもしれないし(仕事と家族とプライベートのバランスとか)、自分のマインドがまだまだ未熟なことに原因があるのかもしれないけれど。。。いずれにせよスッキリしないんです、胸の中が。

 

今の感覚は、やりたいことを2年間の間で色々とやってみたからこそ、

全て自分で体験したからこそ得られた感覚だし、

体験したことに全く後悔はないのですが、

「やってみたけど思っていたほど楽しめていない自分」

がいて、そんな自分を受け止めきれずにいます。

だって、これが自分にとっての使命(というとちょっと重いけど、これができれば自分は幸せなはず!)と思い込んでここまで来ちゃったんだもの。

私はこれからどこへ向かえばいいんだろう。。。

 

なんて就活生みたいなモヤモヤを、少しでも晴らしたいなと思って参加した熱中小学校。

あーだこーだ考えていても前に進めないので、

少しでもたくさんの刺激を受けられるようにと飛び込んでみた場所でしたが、そこで山井さんからいただいたウルトラスーパークリティカルワード。もうリフレイン決定。

 

これから半年間、熱中小学校で学びますが、

半年後には「自分にとっての真北の方角」が多少なりとも定まっているといいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ときたま無性に不安になってしまうのだけど、そんな不安を一蹴する夫の一言について

こんばんは、なかがみです。

 

今朝起きたら雪が積もっていました。

今年に入って2回目の雪。

あー冬だ。冬がきてしまう。長い冬が。

 

今年から住み始めた町内の教員住宅。

長らく使われていなかった古い住宅なので室内がめちゃくちゃ寒い。

これから訪れる本格的な冬を想像すると震えます。

冬がこわいよー。

 

私は卒業後食っていけるのだろうか?という不安が襲う

タイトルにも書きましたが、

ときたま無性に不安になってしまうことがあります。

協力隊として活動している人は同じような気持ちになることがあるんじゃないかなあ?

 

自分がやっていることは正しいのだろうか?(そもそも正しいって何?って感じだけど)

自分はどこに向かっているのだろうか?

卒業後ちゃんと食っていけるのだろうか?

 

そんな不安がむくむくと胸のなかを覆いつくしてしまって、

もう不安で不安でたまらなくなる、そんな日がたまにあります。

 

 

 

「不安になっている暇があるなら目の前のことを本気でやれよ」という夫の言葉

 

そうやって「うわーもやもやー」となった時は

夫にぐちぐちと話し始めるのですが、

大抵そういう時の夫の言葉は優しさとか全くなく。

 

夫:「うんうん。でもさ、そうやって不安になってる時間って何も生んでないよね?だったら目の前のこと本気でやったら?」

 

わたし:「うーん、いや、そうなんだけどさー」

(さらにもやもやが深まる。というかちょっとイライラもする。笑 なにも生んでないけど、時には立ち止まる時間だって必要じゃないのか!とか思っちゃう笑)

 

夫:「そんなに不安だ不安だっていうなら、辞めてどこかに就職すればいいんじゃない?重く考えすぎだよ。例え失敗したとしても、またやり直せばいい。2人いれば餓死することはないよ。死ぬのが一番いやじゃん。」

 

わたし:「うん、死ぬのはいや。それが一番いや。」

 

夫:「今までだって、目の前のことでやりたいことをかたっぱしからやってきて、それで少しずつお仕事の話もいただけるようになってきてるじゃん。まだ十分ではないかもしれないけれど、着実に”やりたいことで稼ぐ”ことはできてきていると思うよ。」

 

わたし:「そっかなー。うーん、たしかにそうかもー(じーん)」

 

夫:「何度もいうけど失敗したって死なないよ。だから思いきりやんなよ」

 

わたし:「・・・がんばる!!!」←単純

 

という感じで、なんだか優しいんだか厳しいんだかよくわかりませんが、

結構夫の言っていることはクリティカルだなと。

 

まあずっと肝に命じているけれど、失敗したらどこかに就職しよう、というのはいつも思っています。

そう思えば、自分を追い込みすぎることもないし。いや、多少は追い込んだほうが良いと思うのだけれども。

 

さらに、失敗しても死ぬこたあない、と思えば不思議と勇気が湧いてくる。(例えが極端だけども)

今までも、目の前のことをかたっぱしからやってきて、

それで少しずつお仕事のお話や相談もいただけるようになって、

まだまだ十分ではないけれど、たしかに1年前よりは前に進んでいるという実感がある。

 

もうこれはこれまでの1年半と同じように、

ひたすら目の前のことに本気になってやっていくしかないのだろうな、と。

 

そんなやりとりをした日曜日。

明日からもまたがんばろうと気が引き締まるのでした。

 

ものすっごいハイスキルの何者かになんて、ならなくていい

こんばんは。なかがみです。

週末のイベントで色々と感じたことがあるので、

まだまだ書きます!記録、記録!

 

「もっと都会で学び、スキルを高めなければ」という幻想

私は大手企業を辞めて1年前に地元にUターンしたというちょっと変わったキャリアなのですが、

たまに「いつか移住したいと思っています!」という方から相談をうけます。

 

そう言われると私はだいたい、

「めっちゃいいじゃないですか!早く帰ったほうがよいですよ!」

と答えるのですが、

それに対して大抵の方はこう答えます。

「いや、自分はまだまだです。せっかく地元に帰るのならもっと自分のスキルを高めないと・・・」

 

これね。すっごく気持ちがわかるんですよ。

 

なぜなら、私も同じように思っていたからです。

 

「せっかく地方から都会に出てきたんだもの。

たくさん都会で学んで、経験して、スキルを高めて、

そのスキルと経験を地元に持ち帰らないと」

そんな風に思ってしまって、地域に入るタイミングを遅らせてしまうのです。

 

 

どのスキルをどのくらい磨くのですか??

でもね、大抵の人はそうは言っても、

どのスキルをどのレベルまで高めるか、

どこまでいけば満足できるのか、その基準をちゃんと決めていないんです。

なんとなく

「学ばなければ」

「スキル高めなければ」

と思っているだけで、それって実はすごく曖昧なものなんじゃないかな。

でも、そこが曖昧だと、いつまでもずるずると

都会に居続けてしまいます。

 

 

ものすっごいハイスキルの何者かになんてならなくていい

でも、そんなにものすごいスキルのある何者かになんて、ならなくていいんですよ。

あなたが地域に来てくれるだけで、地域にとっては十分大きな力。

 

都会で学べなかったスキルは、新たに学べばいいじゃないですか。

かくいう私も、これまでマーケティングリサーチや分析業務ばかりしていましたが、

地域に入ると圧倒的に人材不足なので、マルチプレイヤー化することが求められます。

ウェブ制作のディレクション、取材、執筆、撮影、物流管理、カスタマーサービス、顧客データシステム構築・・・

 

前職時代にはどれもやったことなんてない領域です。

でも、必要であればちゃんと学ぶ。勉強しますよ。

 

でも上記のスキルが必要だなんて、地域に入る前はわからなかったし、

そもそも上記のスキルを都会で磨こうとしたら私は何社転職すればよいのだろうか。

何十年かかるのだろうか。

 

そんなことを考えてモヤモヤするならば、

まずは地域に飛びこんでみることをお勧めします!

地域に入ってあくせく働いた方が、いろんな領域で成長できます!

 

最後に、私がUターンを悩んでいたときに読んで

目からウロコだった地元カンパニー児玉さんの記事を紹介。

悩める移住希望者さん。ぜひ読んでみてください。

 

 

www.jimo.co.jp

 

 

あなたの周りに仲間はいますか?

地域おこしに必要なもの

こんばんは。中神です。

先週末はETICさん主催の「全国地域仕掛け人市」に参加してきました。

 

challenge-community.jp

 

参加者側ではなく、まさかの出展側として!

しかもありがたいことに、

「多様な地方との働き方」という分科会で他の地域の仕掛け人の方々と

トークまでさせていただいちゃいました。

ありがたすぎる。

 

このイベントが本当に客層も私が意識している客層どんぴしゃで、

集客力も良くて、素晴らしいイベントでした。

熱気がすごかった。熱かった。

もともと期待していたイベントですが、

期待以上でした^^

 

イベントの所感はさておき、この出展にあたって、

4名ほどボランティアスタッフとしてお手伝いをしていただきました。

東京でイベント出展をする度に地域から人を送り込むのはなかなか厳しい(特に経済的に・・)

そんなときに、イベント先の現地でお手伝いしてくれる方がいるのといないのでは大違い。

イベント中も私がお客様とずっとお話しているので、

ブースの展示の改善やカメラ撮影など、私の行き届かないところまでやってくれるから「本当にありがたい存在だなあ」と感謝感謝に次ぐ感謝。

そんなことを通して、感じたもの。

 

 

あなたの周りに仲間はいますか?

地域おこし協力隊になって、

「自分が地域をおこさなければならない!」

「限られた任期の中でしっかり成果を出さなくちゃ!」

そんな風に自分にプレッシャーをかけすぎたり、

肩に力が入っている地域おこし協力隊の方をちらほらみかけることがあります。

また、一方で周りがどう思うかなどの周りの考えは気にせず、

「とにかく自分のやりたいことをやる!」という猪突猛進型の地域おこし協力隊の方もいます。

気づけば一人で突っ走りすぎて誰もついてこない、

孤独な協力隊の姿もみかけます。

 

もちろん、地域おこし協力隊の働き方なんて人それぞれでいろんな意見があっていいと思いますが、

私は、どちらもちょっと違うような気がしています。

 

外から見ていても素敵だなあと魅力的に映る地域は、

地域に魅力的なコミュニティがあることが多い。

 

地域おこしの活動も、みんなで楽しそうにやっていたり、

みんなで力を合わせてやっていることが多いと思います。

もちろん、地域は優秀な1人の力で大化けすることもあるかもしれない。

でもやっぱり、「1人よりは2人、2人よりは3人」だと思うのです。

 

自分がやりたいことを押し通すのも大事だけれど、

そんな時は周りがうまく見えていないことも多い。

長く地域で活動するからこそ、

周りをよく見ながら、

丁寧にコミュニティを作っていくことが大事じゃないかなと思うのです。

だって、1人だと辛いことも、

仲間がいたら乗りきれるし、楽しいじゃないですか?

 

限られた任期の中で成果を出すことももちろん重要です、

だれだって自分が地域に来た足跡というか、

ここにきた意味を残したいと思う、のもわかる。

 

でも先輩の地域おこし協力隊が言っていた言葉が印象的で。

「協力隊が入ってきて数年でがらっと変わる地域なんてない。

そんなレベルの地域課題なら、もっと早くに(地域は)良くなってる」

そうそう、地域はそう簡単に変わらない。

だからこそ、肩の力をほどよく抜いて、

リラックスした状態で周りをよく見ながら活動する。

自分にプレッシャーをかけすぎないこと。

あーこうやって書くと、私も任期の半分が経ち、

良い意味で肩の力が抜けてきたのかも。

 

1年目は仲間を5人つくること

地域おこし協力隊1年目の目標として掲げていたのが、

「仲間を5人つくること」

なぜ5人か?は感覚的でなんとなくなので、適当な数字でしかないのだけれど。

 

 

私は「周りがやってほしいこと」を尊重して活動することを心がけています。

ふるさと納税、宇宙の森フェス、道の駅で野菜売りなどなど。

どれも私がやりたいことではなく、周りが「やりたい」「やってほしい」と言ってきたことばかり。

 

でもそれらの活動をお手伝いするなかで、

着々と地域の方とのつながりが深まり、信頼関係が構築されていきました。

1年半経って振り返ってみると、

5人どころか、5人✖️3コミュニティ分くらいの仲間ができました。

あー本当にかけがえない。

自分がやりたいこと。周りがやってほしいこと。

そのバランスをうまく取りながら活動していく、ということなのかな。

 

あなたの周りに仲間はいますか?

自分に問いかけてみてください^^