Uターン女子の地域おこしブログ 大樹町地域おこし協力隊

2015年から北海道大樹町の地域おこし協力隊に。自動車メーカーを辞めて、横浜→北海道十勝の大樹町に移住。地域おこしとナリワイ作りに日々奮闘中。

【1年のまとめの間にちょっとよりみち】アフターエイトじゃなくて、アフターファイブ

1年のまとめをする合間にも、

日々いろんな感情や思いが巡ります。

 

なので、

ついついまたよりみちしちゃう。笑

いつまとめ終わるのだろうか、わたし。笑

 

 

ところで今日は「移住してわかった時間の変化」について思うことがあるので書きます。

 

地方で暮らすと、圧倒的に「可処分時間」が増えたなあと思います。

 

可処分時間は、仕事に加えて食事、通勤など生活するには絶対にかかってしまう時間を抜いた、自由に使える時間。

 

協力隊の定時は8:00−17:15。←中途半端

役場の定時と同じです。

ちなみに今日は18時前には町役場を退社しました。

夜は前職の先輩が遊びにきてくれているので一緒にご飯をします。

その合間にはこうやってブログも更新しちゃってます。

 

地方に移住して最近思うのは、

時間を無駄なくうまく使えているなあということ。

 

 

 

例えば通勤。

 

横浜に住んでいた時は、往復1時間半、多い時は往復4時間くらいを通勤に費やしていました。

家から駅までも15分くらい歩くし、電車に乗って、バスに揺られて、会社にいくだけでもひとしごと。

イライラやストレスは人に伝染するもので、満員電車はみんなイライラしているし。

車内や混み合った駅の改札口、

軽くぶつかったり前を歩く人が遅かったりとささいなことでイラっとしてしまったり。

 

でも、地方に移ってからは通勤時間は往復30分。

車だから、一人きままに移動できるし、田舎だから走っている車もほとんどないのですいすい走れてとってもらくちん。

来月引っ越しすると職場から車で1分になります(歩けよってかんじだけど)。

 

往復4時間→往復30分 

これで3時間半の節約!!!

 

さらに仕事に関しても、田舎は夜遅くまでせこせこ働くひとが少ない(気がする)ので、

18時くらいには職場を出ます。

残ってもせいぜい19時くらいにあがります。

以前は早くて20時退社だったかな。

 

20時退社→18時退社 

これでさらに2時間の節約!!!

 

社食がないからお弁当を作るので、

朝は6時半に起きるので、朝時間も増えました。(お弁当作ったら二度寝するけどw)

 

こうやって積み上げると

5時間半〜6時間くらい時間を節約できていることになりますね。笑

 

自由に使える時間が増えることで、

家族とおしゃべりする時間も増えたし、

本を読んだり、ブログを書いたりと趣味に使える時間もできました。

空いた時間で副業でやっている仕事を片付けることもできるし。

 

自分がやりたいことに、ちゃんと、無駄なく、時間を使える。

好きなことが好きなようにできる。

これって本当に幸せだーーーーーー!!!!!

ストレス減るーーーーーーーーーー!!!!!

 

可処分時間の増加。

これは間違いなく、地方移住の大きなメリットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

【1年のまとめの合間にちょっとよりみち】日々変わる私の進路

私が協力隊として働くこのまちは、協力隊に関してはかなり寛容なまちだと思う。

 

勤務は週4だし、

 

副業OKだし、

 

活動費もかなり自由に使わせてもらえてる。

 

ここまで自由にやらせてくれるまちはそうそうないと思う。

 

神。

 

 

今月末は、町長に対する「協力隊になって1年経ちました報告会」が予定されている。

 

 

協力隊側から要望して、半年に1度、町長や副町長、関係課の課長さんたちが集まって

私たちの業務報告や今直面している困っていること・承認してほしいことなどを話す。

 

こういう場をセットさせてもらえること自体も、

本当にありがたい。

 

活動を続けていくなかで、こういう区切りのようなものがあると、

自分の活動をじっくり振り返る良い機会になる。

 

今回もこれまでの活動や今の想いを振り返っているのだけれど、

そこで気づいたことがある。

 

 

日々考えが変わる自分

 

日々というのはさすがに言い過ぎだけれど、

将来進みたい道について結構考えが変わることがある。

 

私は基本的に安定志向。

人に雇われたい!という気持ちが強い。だから新卒でメーカーに行ったし。

 

協力隊の任期後も

どこかの会社に所属させてもらって、

協力隊期間中に自分が育てた事業を、その会社で続けられたらいいな、と思っていた。

 

もしくは、うまく仕事が作れなかったら、

十勝には結構面白そうな企業が沢山あるんだし、

有難くも「任期終わったらうちで働きなよ」と声をかけてくれる企業さんもいるので、

どこかに就職するという道もあるよなーとも思っていた。

 

もしくはもしくは、これまたうまく仕事が作れなかったら、

都内の企業のリモートワーカーとしてこの町で働くという選択肢も考えていた。

(意外と新しい働き方で面白そう)

 

 

この3つのうちのどれかを選択するのかなーなんて

それぞれの選択肢を行ったり来たりしていた。

 

 

そんな矢先、

 

先日会社を立ち上げてしまった。

 

 

 

生まれてこの方、起業するなんて一度も考えたことは無かったので、

たぶん一番びっくりしているのはこの私だ。

 

 

でも、やりたいことをやるためには、

法人化という手段がたまたま必要だっただけで、

形はどうあれ、とにかく私は「自分がワクワクすること」をひたすらにやっていきたいのだと思った。

やりたいことを、やる。

それが原動力。

 

 

法人化を経験して、起業することに対しての変な恐怖心やアレルギーが和らいだ今、

将来の選択肢は、自分で自立して仕事を進めていく道、の可能性が高まってきた。

 

考えが変わることは

軸が無いとか、フラフラしていて考えが甘いとか、

ネガティブに思うひとも多いと思うけれど、

日々考えが変わるということは、

それだけ物事への見方や視点が増えて、

考察力が上がって、自分が成長しているような気もする。

 

昨日まで正しかったことが、

今日も正しいかなんてわからない。

世界は日々変わるんだから。

 

今この瞬間、正しいと思う道を選んでいくことしか、

今の私にはできない気がする。

Uターン女子が協力隊になって1年。1年間のまちおこし活動?をまとめてみた -vol.3-

1年の振り返り第三弾(振り返りすぎ。笑)

時間がかかりすぎなので、まいていきますー

 

 

 

ナリワイづくりその② 移住促進プロジェクト

 

地元に戻ってくる前から

これは必ずやりたい!!!と勝手に思っていたことがあります。

 

それはとかち移住促進のプロジェクト。

大樹町だけでなく、とかち(十勝)という地域全体を

もっと帰りやすい場所にしたい。

ということ。

 

 

実際に自分が移住をしてみて、

そのハードルの高さやハードルの多さに唖然としました。

 

 

仕事を探しても、なかなかうまく仕事がみつけられない。

エージェントに登録してみても札幌の仕事しかない。

親に相談するも親まで「仕事ないよ」と言う始末。

仕事ない。不安。

というかまずい。やばい。生きていけない。

 

 

地元の友達はほとんどが町を出て札幌など他地域に住んでいるし、

地元なのにも関わらず、ともだち・知り合いがいない。

気の合う同年代のともだちってできるのかしら、、、

不安。超不安。やばい。生きていけない。

(私はど僻地の学校だったので、生徒の人数が少なかったのです)

 

 

収入が減るけど暮らしていけるのだろうか、、、(いや、全然暮らしていけるんですけどね。)

せっかくだったら今の会社でもう少し働いてマイホーム資金を貯めて

子供も欲しいんだから、養育費も貯めて、、、、

不安。超不安。どうしよ、どうなる、わたしたち?

 

 

と、移住を決めるまでには

いろんな不安があり、ハードルがわっさわっさあります。

 

それらの不安をひとつひとつ解消していかなければ移住という決断はできないし、

そういう不安をひとつひとつクリアしながらトントンと前に進めるような支援が必要だと思うのです。

 

それは、実際に移住を経験している私だからこそ、

当事者の気持ちがわかるからこそ、

何かできる領域なんじゃないかなーと。

 

 

というわけで、あれこれ動き回っていたら、

大樹町の移住促進にこれから関わらせていただけるようになったり、

他にもポツポツとお話もいただけるようになりまして、

「こりゃ本気で取り組むには法人が必要だ」ということになりました。

 

 

 

 

というわけで、会社も立ち上げました。

 

 

 

 

自分でも急展開すぎてびっくりぽん。

 

 

「ナリワイつくるぞーい!!」なんて意気込んでましたが、

起業という選択肢を人生で一度も、

まじで一度も考えたことがなかったので、

自分でもびっくりしています。

 

今でも、思い切りやってうまくいかなかったら、

どこかの企業さんに就職させていただこうなんて思っていたりします。

 

なんて言ったら、そんな甘い考えで起業するなとか、

大先輩達はおっしゃるのかもしれませんが、

でもこれもひとつの形なんじゃないかと思うのです。

 

 

前に人の強みを見抜くのがやたらと得意な方から

「あなたの強みは、”一番最初にやる”ことだよね」

と言われたことがなんだか沁みます。

 

とにかく、やらぬ後悔より、やった後悔。

任期中の3年間は自分の心にわがままに生きると決めたので、

人生初の会社運営、移住事業、がんばってみたいと思います。

具体的に何をやるのか?はプロジェクトが始まってから書いていきますー!

 

Uターン女子が協力隊になって1年。1年間のまちおこし活動?をまとめてみた -vol.2-

田舎には面白い行政サービスがあるもので。

 

今日はまちの施設で、包丁研ぎとまないた削ぎ??サービスをやっていました。

しかも料金が決められているのではなく、

募金形式!!!(といってもちゃんとお気持ち払ってきましたが)

 

 

 

 

なにこのサービス。めっちゃありがたい。

(包丁研ぎとか地味に面倒くさいのでやりたくない。私がやらないので夫が気付いてやるくらい。それほど私にとっては地味に面倒くさい作業。)

 

 

母に頼まれて包丁4つ、まないた1つを持って行き、

数時間後に取りに行きます。

包丁もまないたも、

しっかりとキレイに研がれて帰ってきました❤️

 

こういうサービスって都会でもあったのかな?

東京時代も横浜時代もそんなサービスはきいたことない。

私が知らなかっただけなのかもしれないけれど。

こういう田舎の面白サービス、ちょこちょこ書いていきたいな。

 

 

さてさて

1年間のまちおこし活動の振り返りでした。

振り返ります!

 

 

ナリワイづくりその① ふるさと納税魅力アッププロジェクトの続き

 

☆お返しの品の商品ラインナップの拡充。

 現状ふるさと納税に取り組んでいる地域のなかには、いただいた寄付の7割とか8割というような大幅な還元を寄付者様に対して行って、選ばれようとしているところがあります。

 個人的には、お買い得!やらなきゃ損!みたいな現状のお得合戦はなんだかそもそもの主旨と違う気がしています。

 だからこそ、その地域ごとに明確なポリシーやガイドラインを持っていないとうまくジャッジができない。

 なので、お返しの品のガイドライン作りと同時並行で、ターゲット決め、お返しの品のコンセプト作り、セットの企画等を進めていき、5商品→25商品(季節販売のものもあるので、ウェブ上に表示されているものは少ない可能性あり)まで増やしていきました。

 

 大樹町 ふるさと納税

 

 特に、ターゲットを決めることはかなり行政の取り組みとしては珍しいことだと思いますが、どんなサービスにしろ商品にしろ、万人受けしようとして作ったものは結局誰にも刺さらないと私は思っているので、ここは譲れないポイントでした。

 (ちなみに首都圏に住む若い子育て層(実際にはもう少し生活価値観とかで絞っています)向けにやっているのですが、施策の振り返りをしたところかなりターゲットに近い層の方に寄付者いただいていることがわかりプチ感動)

 

 お返しの品は、

 安心安全で美味しくて

 作り手のこだわりが詰まった品々を。

 

 酪農家さんがつくっている自家製チーズとか

 ホエー豚の先駆け的な養豚農家さんのホエー豚しゃぶしゃぶ・豚丼とか

 漁師のご夫婦が二人三脚でやっているお魚の加工品などをセレクト。

 

 私もすべていただきましたが、自信を持っておすすめできるものばかり。

 もっと沢山のひとに知っていただきたいな、と思う。本当に。

 ちなみに大樹町は宇宙のまちづくりを進めているので、

 先日ご当地宇宙食なる商品 スペースチーズも追加しています。

 今年度もいろいろ増やしていく予定なのでお楽しみに。

 

☆情報発信の強化

 生産者さんとお話をしていて感じたことは

 こだわりや想いをもった生産者さんがいること、

 それ自体がこの町の価値だし、

 そのこだわりを知ったうえで食べるのとそうでないのでは、

 美味しさに違いが出るな、ということ。

 そのままでも美味しいけれど、

 もっと美味しく、もっと安心して食べていただきたいと思うんですよね。

 

 だからこそ、生産者さんのこだわりやみなさんの顔が見えることによる安心感を大事にしたくて、生産者さんのインタビュー記事を掲載することにしました。

 取材もライティングもすべて超初心者なので、

 へったくそな文章になってるかと思いますが、

 そこはご容赦ください><!!!

 

・オペレーションの改善。

 顧客管理、発注、配送のオペレーションの効率化。

 これはかなり苦労しました。

 何も知見がないので。

 

 最初の数ヶ月は毎週ヒーヒーいってましたが、

 改善マインドは前社でかなり仕込まれたので、

 改善し続けた結果かなりオペレーションが楽になりました。

 

 でもまだまだ改善必要。改善に終わりはないな。

 

 

 

 今年は、オペレーション改善やさらなるお返しの品拡充はもちろんですが、

 寄付金がどのようにまちづくりに活かされているのか?や

 大樹町がどんなまちなのか?を定期的に情報発信をして、

 1回の寄付で終わりにならない関係性をまちと寄付者様のあいだにつくっていきたいと思います。

 

 がんばる!!!!!

 

 

 

 

Uターン女子が協力隊になって1年。1年間のまちおこし活動?をまとめてみた -vol.1-

畑の雪解け。

雪解け水で出来た水たまりで休む白鳥を見ると、

「ああ春だなあ」と思う。

 

大樹町に戻ってきたちょうど1年前の今頃。

町内を車で運転している時には、

同じような風景をよく目にしていました。

 

協力隊として着任したのは2015年4月。

着任してからちょうど1年が経ちまして、もうすぐ2年目に突入です。

 

基本怠惰な性格なのですが、重い腰を上げて(笑)

この1年間の活動をまとめてみたいと思います。

よっしゃ!

 

 

 

私が3年間協力隊として活動する上で大事にしていること(目指していること)は

①”ナリワイ”をつくること

②じぶんのまちを好きな人を増やすこと

の2つ。

 

それぞれに対してまとめてみることにします。

色々とあるのでシリーズものにして(全然まとまってない。笑)書き記します。

 

ナリワイづくりその① ふるさと納税魅力アッププロジェクト

ナリワイづくりやります!!と言っても、

私は今までザ・雇われ根性でふっつーのサラリーマンをやっていたし、

自分の身一つで稼ぐことなんてほとんどしてきていません。

ベンチャーにいたわけでもないので、新規事業を0から生み出すなんて経験もなし。

 

何から始めようか、とても迷いました。

 

自分がやりたいことをやるのは比較的簡単だけれど、

それが「お金」になるかどうかは別の話。

 

「お金」というのは提供した価値に対する対価。

人から求められ、人に喜ばれて、初めていただけるもの。

 

ということは、周りが求めていることをやればいいのでは?というのが最初の発想でした。

まず私が着任して行ったことは

・行政内のヒアリング (課長・係長・スタッフ層など)

・町民のヒアリング (といっても、色々会いに行ってお茶をしながら話をきくというもの)

 

 

これを続けていくと見えてきたこと。

行政:ふるさと納税をもっとがんばりたいんだけどリソース的に厳しい。

町内事業者:今まではチーズ工房、ホエー豚の加工、海産物の加工など、各生産者が個々で何十年もかけて頑張ってきた。しかし、そろそろ町としてみんなが一つになって売り出していけないか。強い「点」と「点」を結んで、「面」で勝負したい。

 

「じゃあ、自分がふるさと納税を担当して事業を大きくする。それを将来のナリワイの種とできないかな??」

 

そんなわけで、ふるさと納税にチャレンジしてみることになりました。

 

 

やってみたことは具体的に3つ。

 

・お返しの品の商品ラインナップの拡充。

 

・情報発信の強化。

 

・オペレーションの改善。

 

次回はこれらについて詳しく書いてみます!!

(びっくりするくらいなかなか話が進まない。笑 でもいいや。笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超いまさらだけどプロフィールについて

「あ!プロフィールあったほうがいいかも!」

 

と前のブログの記事を転記した後で書くのもなんだかなあ、なのですが。

 

かるくプロフィール書きます。

 

 

◆地元にUターンして地域おこし協力隊をやってます。

 

出身が、北海道十勝の南にある大樹町という人口5800人弱の田舎まち。

中学卒業と同時に札幌(高校)→東京(大学)→横浜(就職)という感じでトントンと上京。

 

メーカーでずっとマーケティングリサーチや分析を担当していましたが、

自分は何のために働きたいのかを自問自答した結果、

 

「地元だわ!!」

 

と思い、大樹町にUターンしました。

 

しかし、いざ帰ろうと思っても仕事がうまく見つからない。

はてはてどうしよーかなーと悩んでいたところ、

「協力隊になってみない??」と運命的なお誘いをいただき、

その約半年後には会社を辞めていました。

 

2015年春から協力隊として町おこしに奮闘しています。

 

 

◆夫と一緒に帰ってきました

 

熊本出身の超理解のある夫と一緒にUターンしました。

3つ年下の夫ですが、精神年齢は私より3つは上をいっていると思います。

 

悩んだとき。迷ったとき。落ち込んだとき。

肝心なとき、今のわたしに必要な言葉を的確になげかけてくれます。

 

ちなみに協力隊になること・Uターンすることの背中を教えくれたのも夫でした。

神。

子供はまだいませんが、絶対ほしいと思っています。

 

 

◆協力隊の任期3年間の目標は ”ナリワイ” を作ること。

 

地域おこし協力隊という制度は町おこしの活動をしながら最長3年間の任期の間に、

地域で定住するための準備をする、というものだと思っています。

 

なので、任期終了後、国からのお給料がゼロになった後も、

なんとか地域で暮らしていけるだけの仕事をつくること。

 

これを目標にしています。

 

しかしながら、

いままでの人生は基本サラリーマン精神で、

雇われたいです!!マインドで生きてきました。

仕事が無いといわれる過疎地域で稼ぎを生み出していくというのは

とってもチャレンジング。

じぶんの身一つで稼ぐという経験なんてほとんどしていないし。

どうなるんだ、自分??どうなるんだ??

 でもなんとかなるような気もしている。(今まで大体どうにかなってきた)

 

いつも希望と不安は半分ずつ。

何が”ナリワイ”になるかわからないので、

色々とトライ&エラーを繰り返していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2015/9/7の記事】前に勤めていた会社の社訓がめっちゃいいこと言っていることと上司の神的アドバイスについて

移住して早5か月が経ちました。

本当に早い。ゆったりスローライフなんか全然できてない。笑

 

でもこれも、みんなが思っている

「田舎=ゆったりスローライフenjoyしてるんでしょ?←前線から退いているんでしょ感」

なんて固定観念を壊しちゃう良いスパイスなんじゃないかなって思う。

好きなこと、やりたいことに熱中していればいなかライフも結構忙しいよ。

前線退くどころか、働く姿勢は以前よりももっと前のめりです。

 

 

ところで、地域おこしをやり始めて約5か月が経ち、

面白い変化が少しずつ出てきています。

 

まちの方々から、

「〇〇がやりたい」

という声がちらほらきこえてくるようになりました。

 

「道の駅で野菜を売りたい」

「道の駅をもっと魅力的にしたい」

「大樹町で野外フェスをやりたい」

「カフェがやりたかった」

「畑シェアしたいんだよね」

などなど・・・・

 

おお!!そんな風に思ってたの!?野菜、ぜひ売りましょう!

野外フェスって!!超いいじゃん!!!

とまちの方々の「〇〇がやりたい」という言葉がとっても嬉しくて、それと同時にとってもエネルギーをもらってます。

 

そしてこれって、すごく良い流れ

当初は、正直なところ、まちに住む人たちはどんな想いを持っているのかわからなかったし、

一緒に何かができるのだろうか?まちづくりできるのだろうか??と不安な部分も大きかったけれど、

本っ当ーに要らぬ心配でした。

 

そして、まちの人たちがそれまで声に出していなかったかもしれない夢やまちに対する希望・期待が、

短期間の間でこれだけ聞こえてくるようになったのは、

少しずつまちの空気が変わってきている証拠なんじゃないかなと思うのです。

実際にそのうちのいくつかは実行されてきていたり、実行に向けて動き出している。

それが本当に素晴らしいこと!

目に見えにくいものだけれど、これも一つの成果だなあと思っています。

 

 

前の職場の社訓で

 

「Power comes from inside 全てはひとりひとりの力から始まる」

 

という言葉があります。

大企業で何万人も社員がいるのに、

ひとりひとりの力を信じて、この言葉を社訓として大事にしていた会社でした。

(ちなみにこのコピー、女子トイレに行く通路に必ず貼ってあったので毎日しっかり刷り込まれました笑)

 

地域おこしに取り組む中で、この言葉にしみじみする瞬間がとても多い。

 

どんなまちにしたいのか?どんなまちに住みたいのか?

何がやりたいのか?

その答えはひとりひとりの心の中に、ぼんやりかもしれないけれど、ちゃんとあると思うんです。

それを引き出したり、その想いに一歩踏み出すために背中を押したり、

一緒に歩んだりすることが地域おこしなんじゃないかなーと思う。

だから、まちの人と会う時間とか、そういう想いをサポートする時間はなるべく作りたいし、できるだけ削りたくないなあと思う。

 

 

でも、こういう想いをサポートすることで

「〇〇をやってみたいから、中神さんに相談してみよう」って思ってもらえるかもしれないし、(少なくとも、そういう相談が最近とても増えてきた)

 

実際にうまくいったケースがあれば「じゃあ、これもやってみない?」という話につながっていくこともあります。

 

結局まちづくりは人と人、将来まちづくりの仕事を請け負うにしても人と人。信頼関係がベースになる。

一見成果が見えにくいので効率が悪いように見えますが、意外と効率も良さそうな気がしています。

 

 

 

まちおこしがやりたくて地域に入ったひとって、

きっとやりたいことも目標も夢も沢山あるんだと思います。

自分も当初そうでした。いや、今もそうです。やりたいことだらけ。体足りない。

 

 

着任当初、自分のやりたいことを優先して動いていたところ、

上司から「自分がやりたいことを優先することよりも、まずは信頼関係を築くことじゃないかな?」という神的アドバイスをいただき、

そこから自分の姿勢を変えました。

 

自分がやりたいことをただがむしゃらに真っ先に突っ走ってやっても誰もついてこないかもしれない。

ちょっと深呼吸して、周りを見渡して、町の人たちは何を想っているのかを冷静に感じ取ってみる。

そこからヒントを得たり、まちの人の想いを応援することから始めてみる。

そしてバランスをとりながら、徐々に自分がやりたいことにも取り組んでみる。

 

この数か月はそんな感じでした。

そして、今周りで良い動きがどんどん起きていることを見ていると、

きっとこのスタイルは間違いじゃなかったんだと感じます。上司の神的アドバイスには本当に感謝。

(昔から上司には本当に恵まれるんです、私)

 

この調子でどんどんまちの方々のWantを応援しながら、

自分のWantにもどんどんチャレンジしていこうと思います!

 

早速ですが、私のWantのひとつ!

ここ数か月取り組んできた大樹町のふるさと納税

10月1日からリニューアルします!!チェックしてください!!!笑